合成麻薬使用の歌手・詩音被告に刑猶予 横浜地裁(産経新聞)

 麻薬「ケタミン」を使用したとして、麻薬取締法違反罪に問われた歌手の詩音被告(26)=横浜市中区本牧原、韓国籍で本名・朴有香=の初公判が15日、横浜地裁(杉山正明裁判官)で開かれ、詩音被告は罪状認否で、「間違いありません」と起訴内容を認めた。公判は即日結審し、杉山裁判官は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 弁護側の被告人質問で、詩音被告はケタミンを使用した理由について、「のどの調子が悪くてうまく歌えなくなった。不安があった」と述べた。また、昨年10月にアルバムを発売した直後に自殺を図ったことも明かし、「(CDの売り上げランキングで)これまでで(自身)最高ランクをとってうれしかったが、のどの調子が悪くて、もしかしたらこれが最後のアルバムになってしまうと思った」と涙ながらに語った。今後については「絶対に絶対に芸能界に戻りたいです」とした。

 検察側の被告人質問で再犯の可能性を指摘され、「自分自身が強くなり、薬には手を出さないようにして、自分自身を取り戻すことで二度と繰り返さない」と強い口調で答えた。

 検察側は論告求刑で、「被告は関係者の期待を裏切って薬物を使用した。入手先を明かさないなど、再び使用することが懸念される」として、懲役1年を求刑した。

 判決で杉山裁判長は「精神的不安定な状態のため、麻薬を使ったというのは理由にならない」と指摘。一方で、「反省の態度を示しており、母が立ち直りに助力している」などと述べ、執行猶予付き判決を言い渡した。

 判決によると、詩音被告は昨年12月9日、横浜市中区の自宅で、ケタミン少量を使用した。

 詩音被告は判決後、報道陣の質問に答え、「今回ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。「またみんなの前で歌えるよう、待っていてくれる人のためにがんばりたい」と話した。

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